車を廃車にする際、「どのくらいの日数で廃車にできるのか」と疑問に思う方は多いかと思います。廃車には2種類あり、かかる日数が異なります。

ここでは、2つの廃車方法と、それぞれ何日かかるのを見ていきましょう。

廃車の種類は2つある!一時抹消登録と永久抹消登録

廃車には「一時抹消登録」「永久抹消登録」の2つがあります。

  • 一時抹消登録
  • 永久抹消登録

一時抹消登録は、長期間車を使わない場合に行う廃車手続きです。長期出張や赴任、入院などですね。一般的に廃車というと車を壊してしまうイメージがありますが、一時抹消登録では車は壊しません。ややこしい…。

もう一つの永久抹消登録は、車を永久に使わずスクラップにしてしまう廃車手続きを指します。車を解体し、二度と使えなくする場合に利用します。一般的に廃車というと永久抹消登録ですね。

廃車の種類 使い方
一時抹消登録 一時的な利用中止
永久抹消登録 完全に車を破棄する

廃車方法は主にこの2種類ですが、別物なので注意しましょう。

一時的に車を使わないだけなのに永久抹消すると、車を買い直す羽目になってしまいます。まさかそんな方はいらっしゃらないと思いますが気を付けてくださいね…。

完全に捨てる!という場合は永久抹消登録です。

廃車する際に必要な日数と書類

車はすぐに廃車にできる訳ではありません。一時抹消登録は1日~最大3日ほど、永久抹消登録は、最低3日、最大10日ほど必要です。あくまでも目安ですが、この日数を覚えておきましょう。

  • 一時抹消登録 1~3日
  • 永久抹消登録 3~10日

廃車を行う際には書類の準備が欠かせません。一時抹消・永久抹消いずれも印鑑証明書と実印、ナンバープレート、所有者の委任状、車検証が必要になります。

重量税の還付を受ける場合や、車検証・印鑑の住所と現住所が異なる場合、住民票も必要になります。また、各種税金の還付金を受け取るため金融機関名・口座番号の分かる書類やメモも必要です。

これらは、自分で手続きをする際に必要な書類となっています。また、普通車か軽自動車かによって必要になる書類が異なります。

普通乗用車の廃車手続きに必要な書類

軽自動車の廃車手続きに必要な書類

「廃車手続きは面倒だ!」という方はディーラーや代行業者、車屋など手続きを依頼すると良いでしょう。手数料はかかりますが、運輸支局・軽自動車検査協会へ出向く手間を省けます。

※廃車費用の相場は、車の廃車にかかる費用はいくら?相場を確認するでご紹介しています。

ディーラーなどに、廃車を代行してもらうと廃車完了までの日数が多少延びることがありますので、急ぎの方は確認が必要です。

廃車にすると還付される税金

車を廃車にした際、自賠責保険料と一部の税金の還付金を受け取れます。

ただし、還付されるのは1ヶ月以上の日数が残っている場合に限られます。1ヶ月未満の場合は還付されません。月単位で計算されるため、少しでも多く還付金を受け取りたい場合は、月をまたがないことが重要です。

一時抹消では自動車税が還付対象ですが、軽自動車は対象外で、普通自動車のみ還付されます。永久抹消登録では、「普通車=自動車税・重量税の還付」「軽自動車=重量税のみ還付」されます。

永久抹消登録で自動車税が還付されるのは普通車のみ!

自動車税や自動車重量税は月割りで計算されるため、支払った税金が満額戻ってくることはありません。例えば自動車税の場合、4月1日を起点にしていますので、9月に廃車にすると6ヶ月分が戻ってきます。

重量税は車検の残り期間を1ヶ月単位で計算します。車検が残り13ヶ月なら、13ヶ月分の重量税が還付対象です。

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