走行距離が20万キロを超えるような過走行車、年式が10年以上を越える低年式車など、こうした古い車を廃車にする際、ディーラーなどに廃車を代行してもらうと廃車代行料がかかります。
ここでは、「少しでも廃車費用を安く済ませたい!」という方のために、自分で解体業者に依頼する手順をお伝えします。
廃車にかかる費用
ますは、廃車を行うにあたり、どんな費用がかかるのかチェックしておきましょう。
- 解体費用 (1万円~2万円)
- 書類作成 (5,000円前後)
- 自動車リサイクル料 (1万円~2万円)
- レッカー代 (動かない車の場合のみ)
通常、自動車リサイクル料は、車購入時に支払いを終えているので支払い不要ですが、2005年よりも以前に車を購入している場合は、自動車リサイクル法スタート前になりますので、支払いが必要になります。
自分で廃車にする費用は、おおよそ2万円の出費になります。
車の状態にもよりますが、解体屋によっては解体費用が無料の場合もあります。
ディーラーだと代行料が発生するので、トータルで3~4万円程度の廃車費用になります。
自分で解体屋に持ち込んだ方が、安くできるのは間違いありません。
古い車を廃車にする流れ
では、古い車を廃車にする流れを見ていきましょう。
- 解体屋を探す
- 持ち込むorレッカー依頼
- 解体依頼
- 解体報告書の受け取り
- 陸運局にいく(完了)
車を廃車にする場合は、解体業者に廃車依頼をする必要があります。インターネットで、「車 解体業者 自宅住所」などで検索してみましょう。
車が動かない(不動車)の場合は、レッカーが必要になります。レッカーの費用は、移動距離によって決まりますので、自宅から近い解体業者に依頼すると費用を抑えることができます。走行可能であれば、自分で持ち込めば費用はかかりません。
解体屋に持ち込んで廃車依頼をしたら、およそ1週間程度で廃車が完了します。完了後、解体報告書類が送られてきます。
次に解体報告書類をもって、陸運支局へ足を運び永久抹消登録を行います。手数料を支払い、申請書を記入したら自動車税・自動車重量税などの還付を受けましょう。還付をもって廃車は完了です。
廃車はめんどくさい
実際に、廃車手順を追ってみていくと、かなりめんどくさいですよね…。私ならできればやりたくありません。この廃車の手間を省くために、「売却できないか」を検討してみましょう。うまくいけば、数万円で売却できます。
私は、15万キロ乗ったワゴンRを7万円で売却できました。古い車でも価値があるので売れます。
過走行車・低年式車など古い車も売れる理由
過走行車、低年式車などの古い車は廃車にするのが一般的ですが、鉄としての価値があるので売ることができます。また、鉄としてだけではなく修理用パーツに流用することもあるため、多くの場合価値は0円になりません。解体屋も、実際には鉄として売ったり、修理用パーツとして違う車に流用しています。
車としての価値は0円でも、鉄としての価値は0円にならない!
古い車を欲しがるのは解体屋だけでありません。車買取業者も同じです。車買取業者では、日本では全く売れない車を海外で売却したりしています。海外では日本車と言うだけで人気がありブランド扱いになる国もあるため、古い車でも積極的に買取をしています。
日本では0円の車でも海外では価値があるかもしれない!
最悪、海外で売れなくても、鉄やパーツとして売ればいいので買取業者はあまりリスクがありません。ここでいう買取業者とは、ガリバーやアップル、ラビットなどです。古いからという理由で廃車にするのではなく、売却できないか検討してみて見てください。
一括査定を利用すれば、複数の買取業者に査定してもらえるので買い手が見つかる可能性が高いです。手間をかけて廃車費用を払うのと、売却して現金を受け取れるのではどちらが得かあきらかですよね。
車を高く売るなら一括査定がおすすめ
車を高く売りたい方は、「ナビクル」の一括査定がおすすめです。一度に最大10社の車買取業者から査定してもらうことができます。
車を売るときは、ディーラー下取りよりも買取りの方が高く売れることがほとんどです。
私がタントを査定したときは、一番高い業者と安い業者の差額が18万7,300円になり、査定サービスの中で一番の高値がつきました。ローンが残っている車、車検切れの車、廃車予定の車でも査定してもらえます。
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