自分の名義ではない車を売りたい場合ってありますよね。親や親戚から譲り受けた車を売る際にどうすればいいのかわからないという方が多いように思います。

また、譲り受けた人が亡くなっている場合はどうしたらいいのでしょうか。ここでは、自分名義ではない車の売却手順をご紹介いたします。

親や兄弟、親戚など名義違いの車を売却する手順

車検証を見ると、使用者、所有者の2つの欄がありますよね。通常は名義が同じになっていますが、親族や友人など、別々の名義になった車を売る場合、少し必要書類が増えるので注意が必要です。

車を売却する際には、車検証、自賠責保険証、自動車税納税証明書、印鑑登録証明書、実印、リサイクル券が必要になります。

それに加え、他人名義の車を売るために、委任状、譲渡証明書、所有者の印鑑証明書・実印の4つを用意してもらいましょう。これらを全てディーラーや買取業者に手渡せば売却可能です。

ローンが残っている(返済中)の場合

ローン返済中の車を売却する場合、仮に親が保有している車であっても、まず車検証に書かれた所有者の確認をしてみましょう。

もしディーラーや信販会社の名義になっていたら、所有権解除の手続きが必要です。ただし、ローンを完済してから手続きをすることになります。

そのため、ローンを組んでいる人が所有権解除を行い、更に名義変更するのが一般的です。名義変更は陸運支局で可能ですが。

必要な書類は、

  • 譲渡証明書
  • 旧所有者の印鑑証明書
  • 新所有者の印鑑証明書
  • 委任状
  • 車検証
  • 車庫証明

上記6点が必要です。売却先の業者に名義変更の手続きをしてもらうのも良いでしょう。

所有者が亡くなっている(死亡)している場合

所有者が死亡していると、手続きが少々やっかいになります。相続人が自分のみであれば大丈夫ですが、親や兄弟、親族など、複数の相続人がいる場合、誰が車の相続をするかという問題があるからです。

相続人が一人なら、相続人の印鑑証明、死亡者の戸籍謄本、車庫証明を、複数人いる場合は相続人全員の印鑑証明と遺産分割協議書(要押印)を用意しましょう。ただし、共同名義なら遺産分割協議書は不要です。

これらを持って陸運支局へ行き、相続人への名義変更手続きが必要になります。完了したら無事売却可能になりますが、車売却に必要な書類一式も忘れずに準備しましょう。

名義変更は混乱しやすいため、行政書士やディーラーへ相談する方法もおすすめです。

名義違いの車を売る場所

名義が異なる車を売却する方法はさまざまあります。中には廃車を選ぶ方もいますが、もったいないので売却するのが良いでしょう。

また、オークションで個人売買をするケースもありますが、再び名義変更が必要になったり、強引なキャンセルがあったりとトラブルも多いため、おすすめできる方法ではありません。

残りの選択肢としては、ディーラーか買取業者のいずれかとなるでしょう。

ディーラーで売却する

ディーラーの場合は車の下取りを行ってくれます。ただし乗り換え予定がある方のみが対象で、下取り価格も比較的安いなど、損をする可能性も無いとは言えません。

買取業者で売却する

売りたいだけの方、高く売りたい方は、買取業者へ査定してもらうのが良いでしょう。一般的なディーラーの下取りと比べ、高額査定も多いのが特徴です。ご紹介している一括査定を利用すると、複数社の買取価格を比較できます。

名義変更を忘れないようにしよう

車を売る前にはしっかり名義変更を行ってから売るようにしましょう。トラブルになることも考えられるため、相手や相続人全員の了承を得ることも重要です。

手続きが分からなければ、ディーラーや買取業者などの車を売る場所で相談しましょう。基本的にはどこに相談しても対応してもらえるはずです。

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車を売るときは、ディーラー下取りよりも買取りの方が高く売れることがほとんどです。

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